ホーム > 基礎断熱のシロアリ被害
基礎断熱工法の家屋で被害をもたらしているシロアリはヤマトシロアリとイエシロアリです。彼らは地中にトンネルを掘りながら活動しています。そして、たまたま家屋の基礎などにぶつかると、隙間などがあればそこへ侵入し、木質材料があると加害し始めます。結局、シロアリの侵入は隙間が原因になります。一方、外基礎断熱工法では、断熱材が基礎の外周に施されており、それが地面まで埋まっていてシロアリを招き入れる形になっています。その断熱材にシロアリがぶつかると齧り始め、いとも簡単に断熱材内部へ侵入していきます。そのまま基礎外周に施された断熱材の内部を通りながら、時には壁の断熱材にも侵入して家屋中に活動範囲を広げていきます。つまり、断熱材がシロアリの侵入口となっているのです。
シロアリの種類についてはこちらでも詳しく紹介しています。(シロアリ豆知識へ)

図のようにシロアリは、雨や風などの影響も受けず、外敵からも襲われることなく安全に家屋へ侵入します。基礎内側はシロアリ専用の薬剤で予防処理がなされていますが、基礎外周は環境への配慮から原則薬剤処理は行いません。そのため、シロアリは薬剤に触れることなく家屋へ侵入してしまうのです。
基礎断熱工法には大きく分けて以下の4種類があります。それぞれ、工法によってシロアリの進入経路が違ってきます。




基礎断熱工法の種類によってシロアリ被害にあう頻度が違ってきます。
